株式会社イメジンでは、デザイン関連のスタッフは全員リモートワークで業務を進めています。登録デザイナーも南は沖縄から北は北海道まで日本全国に在住しているので、デザイン業務のほぼ全てはリモートワークを通じて行われます。
イメジンでは、社内のディレクター同士の連絡についてはSlackを利用しており、基本的な業務コミュニケーションの場として利用しています。
今回の記事ではSlackを現場で活用するために行っている工夫を5つ紹介したいと思います。
1.URLで会話する
特にデザイン業務においては利用する場面が多いのですが、画像などのデータについてはファイルストレージ(弊社ではboxを利用しています)を活用し、必ずURLベースでデータのやりとりを行うようにしています。画像に限らず、spreadsheetや文書なども基本的にはURL化して共有する形にしています。
↓ URLベースでデータをやりとりする様子
URLベースでデータのやりとりを行うことで、Slackのチャットの奔流の中でデータが紛失することがなく、またワンクリックで内容を確認できるので快適です。
2.チャットにもccを
上記の画像でも行われていましたが、Slackのチャットにもメールの「cc」の概念を持ち込んでいます。イメジン内でのやりとりは基本的に全てSlackで行われるので、情報共有についても広めに行うことを推奨しています。
3.勤務開始と終了時には一声かける
#works というチャネルを用意していて、そこで勤務の開始と終了とを必ず声がけするようにしています。更にこの声がけは勤怠管理アプリであるジョブカンと連動していて、各人の勤怠管理情報として利用されています。
全社員が基本的にはチャットのみでのやりとりになることから、せめて勤務している状態なのかどうかはチャット上で伝えた方が良いだろうということで始まった制度です。
4.コールはいつでもOK
イメジンでは、スカイプ(そろそろ止めたい)をSlackに次ぐサブのコミュニケーションツールとして利用しています。Slackのメッセージを基本としながらも、メッセージ内容に疑問がある場合は気軽にコールを行うことにしています。
リモートワークで業務を行っているからこそ、音声でのコミュニケーションはカジュアルにできるようにしています。またデザイン関連資料などは画面共有を行いながらビジュアルベースでコミュニケーションができる点が利点であると感じています。
一時期はDiscordを音声コミュニケーションツールとして使おうと思った時期もありましたが、画面共有の機能が乏しかったため試用はしてみたものの断念しました。
5.remindを積極的に使う
Slackのスラッシュコマンド/remind
を使うと手軽にリマインドを設定できます。イメジンでは、リマインド個人の備忘だけではなく、チーム単位の会議や定型資料の共有のために利用しています。
これはよくある話ですね。
まとめ
Slackはイメジンにとっては、欠くべからざるツールになっています。基本的に会わない、という前提だとチャットでのこまめなコミュニケーションが大事になり、それを前提としたルール作りをしています。
ひとつひとつは大したことない取り組みですが、少しずつ育ってきた仕組みであることもあり、リモートワークを試したい会社にとって少しでも役に立てばという認識から書いてみました。